川の流れ 行き交うボートが 点と点結んで 流線を描いた 沈んでいく夕日 あの色は何だろう 時間が経つにつれ ゆっくりと移ろう 気になって振り返る 緑道の真ん中 何回も繰り返す エンドロールの中で 止まっているように 見えるかもしれない ゆっくりでも確かに 動き始める 語り尽くされた 物語の明日は 破り捨ててしまった 落書きも消して 通り過ぎる風景に その身を任せて 辿り着いた町で 穏やかに暮らして それだけだった 観覧車が回って 1日の終わりを告げ 自販機の灯りが 行く末を照らして 永遠を写した 細切れの刹那に コンビニエンスストアの 看板がやたら目につく 川の流れ 点と点結んで 沈んでいく夕日 時間が経つにつれ 気になって振り返る 何回も繰り返す 止まっているように ゆっくりでも確かに 動き始める 国際ステーションの窓から 地球を眺めて 頼りない体温で その胸焦がして congratulations! の方へ 対流に任せて 極彩色の街で 穏やかに暮らして それだけだった ただそれだけだった