硝子の窓に銀の雨が降る 冷たい雫が記憶をたどる あなたの面影揺れる影絵 触れれば消える淡い幻 閉ざした心の鍵はもうない この場所から逃げる術もない ああ降り注ぐ銀の雨 この身濡らしても凍えそうでも あなたのいない世界にはもう 色はないただ闇が広がる 花は枯れて風が嘆き歌う 止まった時計が時を刻む 凍てつく夜に独り佇んで 終わりのない迷路をさまよう 引き裂かれた心が求めるもの 暗闇の中ただ立ち尽くす ああ降り注ぐ銀の雨 この身濡らしても凍えそうでも あなたのいない世界にはもう 色はないただ闇が広がる 深い森の底で見つけた欠片 それがあなたならもう何もいらない たとえすべてが闇に飲まれても この想いだけは消えはしない ああ降り注ぐ銀の雨 この身濡らしても凍えそうでも あなたのいない世界にはもう 色はないただ闇が広がる