メイアクター

歌詞

誰がそんで得するんだい 言葉は鳴りやまない それじゃ僕が話そうか 言葉ははち切れたいってさ おいそれと負け犬放題 誰のせいでもないのになんて 分かれるくらい殊更に 謂われない灯に 煙らせた薄嗄を 忌まわしい言尻に 連れての如く糾う意地に 満たせない大喰らい いくらでも吐き出せど 言えっこない愛しいが 腫れた心に揺らめく忌避に そしてまた生れぬ言葉ばかり 誰がそんで泣きやむんだい 言葉はぶつかり合い さればどうだい、摩する容態 生きてる心地など無くてさ あぁ、更に出行くのかい そこに道は無いのに なんて 隅においては、殆に 勇ましい恍惚に 霞みゆく偽りを 目覚ましい脳たりん いずれ瞬き果て行く日々に 厭らしい悪食に 身窄れた肉叢を 階に音に怖じ 凡て心に梳く愛のない そして腐れるその落とし火に 愛を与えよう 「どこか捨てちまえ」 愛を与えよう 「気づいてはいない」 愛を与えど術無しに いっそう愛おしい 薄れゆく灯に 一息の気まぐれを つまらないこの頃に 行く手阻めるもの在るために 痛ましい慟哭に 魅憑かれた人魂を 刻まれし貶めは散れて綰ねる 事々しげに 満たしたい扇情に 偽れど偽れど 昨日の瀞、淵となれ 凡て心に梳く愛のない そして膿まれたその灯に 傷が目栄える者「非徒」となり