やりたいがあまり目的がぼやけてる 「健康を害する者へは死を」 善悪の境界線がぼやけてる 「傷付 けぬ笑いが好き」 本音に検閲がかかりぼやけてる 「 このクラスに虐めは無かった」 棲み分けたはずの領域がぼやけてる 「不健全なモノは隠せ」 "こうあって欲しい"という結末あり きで進む多数派に ボカシで隠されてゆく僕ら 僕ら靄にぼんやりぽっかり浮いてい る ヒトならざる漂流物 言うがまま 右へ 左へ 前へ 地獄へ つんぼ桟敷のままで ヤツらがぼかしたモザイクの下で藻 掻いて 同志探し続けてる ここが遵守と教育と配慮の元に 消 毒される前に歌おうぜ おらが村に枯葉剤が撒かれ ゾーニ ングしたはずの地帯に焼夷弾が降っ て いじめられっ子同士で避難しても 下位の者が防空壕の外に蹴り出され てゆく ハートか ヘイトか ぼやけてる 圧倒的武力で訴える 恒久的平等と ラブアンドピースに 為す術なく奪われてく居場所 僕ら靄にぼんやりぽっかり浮いてい る ヒトならざる漂流物 言うなり 優生学的選択にやられ 追 われた群れの外で それでもぼかしたモザイクの下で藻 掻いて 同志探し続けてる やがて好きな人も物も全部 爆破さ れる前に歌おうぜ