桜雫

歌詞

霞む春の空淡くほどけた 花びらが頬を撫でる さよならの日に 君は描く未来図に向けて歩き出す 「行かないで」何度も心で叫んでた でもさ幸せな未来を願う 気持ちに嘘はない 涙の重みで震えてる声のまま 「またね」呟いた 春風が揺らしたように 花びらを奪ったように 君は私の知らない街並みへと 連れ去られて行く 君がいたこの景色に 置き去りにされた私は 2人で歩いていた帰り道を 1人歩く桜並木 カレンダーめくり季節が巡り 降り積もる雪みたいな距離が冷たく あの時「今じゃなくても」 て引き止めてたら 今年も隣にいてくれたのかな？ でもさ私といることで 混ざりきらない絵の具が あるんだと心に閉じたスケッチを 春のそよ風が思い出せる ゆらりゆらり舞い落ちる桜 恋の終わりみたいだな 君の香り、声はまだ消えない 傷のように 見慣れた街に後ろ姿、面影を いつも探してる 「また会いたいな」 春風が揺らしたように 花びらを奪ったように 君は私の知らない街並みへと 連れ去られて行く 茜色に照らされた あの樹の下の約束も まだ忘れらんないや 雪崩のように溢れ出した桜雫