どこか憂いを帯びてる 街路樹が着飾る頃 足音達もこの街を彩っている 今ひとつ足りないのは 当たり前にあったはずの 僕から遠ざけた何か 渇いた心が吹き下ろしに舞う頃 人は取り繕いながら 心の居場所を探す 遠くで鳴る鐘の音 無意味な出会い達を 意味付けてしまえる時間が ここにはある そんな夜 今年のあれこれを葬るように 短い言葉の裏に いくつもの意味があって 埋もれる前に拾い上げて暖めていく 僕らが歩いた同じようで違う道 この場所にも 二度と同じ時間は流れない 君を見守りたい 冬の匂いが窓の すぐそこに来てるよ 僕は指で切り取る そんな夜 いつでもここからエールを送るよ 遠くで鳴る鐘の音 無意味な出会い達を 意味付けてしまえる時間が ここにはある そんな夜 今年のあれこれを葬るように