明日へのKAKEHASHI あの頃聴いていた ざわめく街の 音楽が静かに流れ始める 生温い風と街の灯が 妙に僕を切なくさせる 夢中で追いかけて きっかけもないまま 辿り着いたその答えも 変わりゆく気持ちの中で しっかりと彩られてゆく 過ぎ去った日々に 心魅かれる理由は 限りなく広がる明日の前で その意味をかみしめるからだ 休むこともなく 駆け巡る悲しみは 夜を乗り越え 夢のかけらを彷徨う 明日へのKAKEHASHI 何一つ不自然なこともないはずと 全てを受け止めて 穏やかなその笑顔で 捜し続けるから 見知らぬ街で 希望を胸に 口ずさんだあのメロディ もう何も思い出さないと 揺れる影と光の中 まばゆいほどの 出会いの中で 今を比べてしまいそうさ 戸惑いも微笑むことにも 嘘は見当たらなくて 一人の夜に戻りたくなる理由は わがままな愛しさをかばうように 果てしなく夢を求めるからだ もう何も言わないで