歩いてきた道 まだ見ぬ未知の道 手探りで進んでく 目隠しのままで 窓からの景色が 時々恨めしい 現実が背中に 重くのしかかる 上手く行かないもの ばかりの部屋の中 空回りを甘えで 包めば楽になるのか? 机の上 急かすように叫ぶ物達 怖くなって 逃げ出したい事が 僕にもある 歩いてきた道 まだ見ぬ未知の道 手探りで進んでく 不安に両手を伸ばして 足跡は残れど 振り向かずに「コレ」と まるでひとり鬼ごっこ 目隠しで求め続ける 太陽に照らされ 揺れる洗濯物 ベランダで風には 負けるかとしがみつく 自由の意味 そんなものはとうに解ってる 何も言うな 後悔などしない 決してしない 歩き出した道 見えない道の石 躓き新しい 傷を負って泣いても その傷が今日も 明日を連れて来る 痛みは宝物 すぐに立ち上がれ 隠すものなど 今更何もない 飾られた歌など 燃えるゴミに混ぜて捨てろ 手の鳴る音も聞こえない暗闇、そう これはひとり鬼ごっこ この手に掴むのは「今」