未熟な僕は何も 気付けないフリして 季節の変わり目も そうだったようだね 空の雲が動くように 僕たちはいつも 変わっているんだね 変わっていたんだね 「さよなら」なんて言葉は 終わりを告げるみたいだね いつの日にか僕ら それぞれの生活に 慣れてしまった 春は燦々と降り注ぐ 陽だまりに包まれて 別れを惜しんで 悲しみが溢れ出す だけど何年経っても この日々は 春の仕業と心得て “また君に会えるからさ” そんな思いが 涙を止めたんだ 僕らは「また会おう」って 気持ちを交わして きっかけの無いまま 時は過ぎ去って 君の未来にうつる 僕の存在はあるかい 今を生きてく事で それぞれの生活も 変わってしまった 春は燦々と降り注ぐ 陽だまりが暖かくて ふと目を閉じれば 君がただ浮かぶ そして何年経ってもこの日々が 続いてゆくと信じて 切なさが溢れ出して いつのまにか 取り残されていた 花びらに舞って やって来る言葉を 手のひらに拡げて すくってみる 飾らない気持ちを歌って 君へと伝わるように 風に飛んでけ 遠く遠く 君が笑った 春は燦々と降り注ぐ 陽だまりに包まれて 別れを惜しんで 悲しみが溢れ出す いつかこの瞬間の思い出を 涙で思い出してみて こう思えたらいいな “さよならを忘れない”