群生する黄色い家が この街の色素を薄めている 遠く離れていく物ばかり 隣に地球の裏側 道を泳いでるメメクラゲ いつも悪い夢を見ているだけ 列車は生乾きの香り 窓から見てる点の集合 遠方に浮かんだ鉄塔は 鈍い光を放ってるけど 時折異音が響いては 感情をつまみ取っていくよう 職場のオリーブに水を撒いては 黒い添加物をまぶしてる いつの日か支柱をへし折って 猛毒な植物になるのを見たい 切れそうになってる鼻緒 機嫌を損ねたしもう帰ろう 身の上話はとうに尽きてる だけど知りたいことはない もう 知りたくない もう 今日って何曜?