空転 見えないまま空転 まだハイライトにすら 乗らない旅の途中で 常夜灯が連なる霞んでいるDriveway 油臭いタービン 右耳からサイレン ケープで固めた髪が乱れる 向かい風がやけにイラつく 人並みが舵を切るこの街の 逸れた道を行く 錆びついた鎖 巻き上げて 苦味を血潮に変えて ぬかるんだ 地盤に吸い込まれない為に 眉間を打ち抜いて 尖ってる波打つ 引き裂かれたジーンズ 打痕で黄ばんだ身体に厚化粧敷く 終わりを打たない俺ら見る セミファイナル 反吐が出るドブ臭い街を ハクビシンが陽気に過ぎる 正気でいるのが不思議だ とうに捨てる物の区別済んでる 西日が沈むスピードじゃもう 待てない 焼却炉で燃やしているタイムマシン 身長より伸びる影を振り払い おまじない 錆びついた鎖 巻き上げて 苦味を血潮に変えて ぬかるんだ 地盤に吸い込まれない為に 眉間を打ち抜いて 尖ってる波打つ 引き裂かれたジーンズ 打痕で黄ばんだ身体に厚化粧敷く 終わりを打たない俺ら見る セミファイナル いつになく黒ずむ水が流れてく おぼつかない足でトンネルを抜ける 気付かない内に虫が這ってる 俺の身体の中メスを入れる ポンプが躍動する 渦を巻いて カタルシスよりも 爆風を生んで 視界は冴え渡り 渇きを覚えてる 俺たちの系統は 青より深い淀みにいる 残響を残して過ぎる昨日が もういいだろ なんて言わないように 消費的に溶かすpmを繋げて エネルギーに還元する 沸き出す蒸気 朝がもうきてる 磁場が揺れてる 風を浴びてる 窓から見てる 心臓高鳴る 足が震える 誰も見てないが迎える セミファイナル