そこらじゅうの優しさ 集めた場所があるなら 君にその地図を渡したいよ 別の人の道を歩いてたなら あの歌を好きになってたかな 子供がはしゃいでいる 知らない2人が囁き合う そんな柔らかな光の中に 君が立っていたこと 繰り返し思い出す 独り占め虚しく たちまち君の匂いがした 霧のように僕の周りに 立ち込めてすり抜けて どこへ行ったの 瞬きをしたらもう見えない 記憶の中の声色が 砕けていく 砕けていく もう聴こえない 日陰のセレナード きっと 君はきっと 僕が逃げたいと言えば 手を取って優しく引くんでしょう 僕の目を見ることはないまま なんだって良かったんだ君となら でも でもそれじゃあダメみたいで シャッターを切れなかった あの瞬間を この目に焼き付けたまま 文字の掠れた標識 この先に何があるかなんて 焦点を合わせられないレンズ 渡されない鍵のこと ばかり考えている 時の流れカタチ成し 浮いた君の手のひら 雨のように僕の体に 染み込んで乾いてく そのままでいて 肌に触れてももう感じない 口ずさんでた言葉たち 弾けていく 弾けていく 霧のように僕の周りに 立ち込めてすり抜けて どこへ行ったの 瞬きをしたらもう見えない 記憶の中の声色が 砕けていく 砕けていく もう聴こえない 日陰のセレナード