風が問いかけている 空はこんなに遠かったかな 優しすぎて 大切すぎて まるで恐れてるよう あの日から二人とも 違う道わかれ生きてきた 私だけが覚えてるあなた あなただけが覚えてる私 通り過ぎていったいくつもの約束 思い出して怒ったりしない しまいわすれたいくつもの記憶 散らばって泣いている 導くものなんてない 進める歩みの先は まだ何も見えずにいる 後ろを向いた時に 案外綺麗だと これでよかったと 少し無理をして笑っていくの 雨が葉を濡らすように 陽が窓辺を温めるように 簡単なことなのに私は 動けなくなっていた 誰かが美しいと 言っていたものも いらないなら あなたの目で確かめればいい 捨ててしまえばいい 私たちいつかいつか 一人ずつになっていく 花は寂しくないの? 一人で咲いていても 見返りなどなくても 置いていかないでと 言わないのね 導くものなんてない 進める歩みの先は まだ何も見えずにいる 後ろを向いた時に 案外綺麗だと これでよかったと 少し無理をして笑っていくの 外の世界に求めていたもの 私の中に見つけられた日に 誰かが隣にいてもいなくても 祝おう