読み切れない本を読めずに 聴き切れない歌を聴けずに どうやら僕も消えてくみたい どうしたいかも聞かれないまま 間違ったことを口に出せずに 手遅れになることで誰かに 咎められても上手く返さず この頭の足りなさを思う 心には何もないよ お金の苗床も作れない 社会の役に立てないのは 自分の事しか見えないから 高いビルを探してみる 長いコードをぶら下げてる 大量の錠剤 無人の駅 部屋を満たすガスも迷惑だろう ごめんなさい ごめんなさい ここまで無駄に生きてきて 学べない歳月でした 「お帰んなさい お帰んなさい 母親の胎の記憶に」 間違いを辿るため 掛け違えたボタンじゃ済まない 歪みなど誰にどうすれば 伝えられたのだろう 水の上に浮かぶ天を向いた草と 猥雑なボロ宿 冷たい僕の手 独り独り 高いビルを探してみる 長いコードをぶら下げてる 大量の錠剤 無人の駅 部屋を満たすガスも迷惑だろう