PM9時前には いつも通り待った不安げな表情 本当のことは全部隠したいの きっと要らないでしょう? 吸って吐いてまた繰り返して 変わってしまった首筋を嗅いで 最低なんて言えない夜に 虚しさみたいな相槌を数えている PM9時過ぎ頃 歩き出す前後、不透明な返答 散々汚したのに嫌いなんて まだ言わないでいて 吸って吐いてまた繰り返して 飾った想いで失う指向性 最低なんて言えない夜に 耳元齧って、優しさで誤魔化すの ほら満たしてあげるから 何度でも可哀想な私を撫でて 途方もない今に溺れているだけ 壊してみてよ 吸って吐いてまた繰り返して 不純な視線で見え透いた証明 最低なんて癒えない夜の 虚しさみたいな相槌を覚えている