あの日の僕は君を見てない そっちのけな夕焼けは今鮮明になる フェンス越えボール ドブ川に落ちて 他人は兄弟のよう 時間は長かった 宇宙の果ては知らないままで 初めて逆上がりが出来た時 何か落とした気がするが、 何だろうな 飛行機雲は君を捕まえて 静かに空の中消えていった 96年 アジアの純真 母のコンポ回して怒られた記憶と 父のプラモを遊び壊した 弟ばっかりって泣いたのはいつ頃か ルートの授業は恋をしたせいで 覚えてないけど 携帯を持ち始めたあの時 何か捨てた気がするが、何だっけな 君は晩ご飯のこと伝えずに 何者かのつもりでネオンに消えた 忘れてたメロディー 戻らない日々 幸せに気付けずに 初めてギターを鳴らした時に 何か拾った気がするが、 何気なく通ってた橋から見える 景色眺めてたら見付けたんだ 立ち漕ぎで君は見向きもせずに 僕を追い越していった ただ真っ直ぐ 君は向こう見つめて笑っていた あの日の僕は君を見てない
