青いっぱい 体育の授業で君に見られたくて 出来もしないのに大きく動いたり 同じ図書委員に入って週に一度 静かな放課後 合法的に喋ったり そのキーホールダーとお揃いのあい つに 近づいて仲良いフリしてみたり 夏期講習 普段より人の少ない教室で いつもは話さない君が 話しかけてくれてから 君が哀しい時 そっと隣で頭を撫でたいけど 想像だけで精一杯だよ 誰かに話せたら楽だろうか 帰り、駄菓子屋沿い あいつと君が向かい合ってたけど 夕焼けが反射してて 何してるか見えなかったよ 僕がいつの日にか 夢を叶えたあとで 同窓会で君と再会したりして かっこいい僕に 君が言い寄ってきて しょうがないなぁってスタンスで 付き合って そんなキモい想像した辺りで 先生の声が聞こえてきて とっさに立ち上がって皆に笑われて 君があいつとする全てに気が 狂いそうになるけれど やっぱあいつは僕なんかにも 優しくて完璧でいい奴なんだ 君の頭を撫でたいがために君が 哀しむ事を 望むような僕じゃダメな事は ずっとわかってるんだよ 君が哀しい時せめて少し 笑ってもらえるような こんな詩を書き続けよう それを生きる意味に決めた放課後 帰り、駄菓子屋沿い あいつと君が向かい合ってたけど 夕焼けが反射してて 何してるか見えなかったよ 何してるか見えなかったよ