出口を示す緑のサイン 今日も一番眩しく光ってる 机に山積みの仕事より 僕の心には効き目がある 机のすみに積まれた書類 見て見ぬふりで 冷めたコーヒーを啜る 現実逃避行 呼吸みたいに 逃げ道こそが真実なんだ 現実逃避行 行き先なんて決まってなくても 笑いたきゃ笑えよ どうせこんなもんだろ 非常口のランプ じっと目で追って 喉の奥まで来た 未使用の勇気 でも隣の席で笑う あの子の声が 僕をここに 縫い止めてしまうなんてね やる気とか夢とか 期限切れの棚に眠ってる 現実逃避行 習慣のように 矢印みたいに導かれてく 現実逃避行 逃げ出す先にゴールはないけど 君がいるから 今日も足を止める 街のざわめきに 声がかき消されて 誰に届くこともない 弱いSOS それでも 「逃げたい」って思うだけで かろうじて僕は ここに立ってる 現実逃避行 本能のままに 走る人のシルエットが真実だ 現実逃避行 逃げ出す僕を誰も止められない …と思った瞬間 呼び戻されて座り直した