死にたいと思った夜もあった 明日が来るのがただ、怖かった 部屋の隅で膝を抱えて 世界でひとりきりだと思ってた 息を止める、その一歩が どうしても踏み出せなかった 臆病者だって、朝の光が笑ってた 死にたかったわけじゃない ただ消えたかっただけ 生きたかったわけじゃない ただ終われないだけ ただ、息をして 夜を越えて また今日を迎えられたのなら 何か変わるのかな? 目が覚めて 朝を迎えても 同じ光がただ差し込むだけ 流れる人波にまぎれても 僕は透明なまま歩いてる 声もなく 理由もなく ただ時間だけが進んでいく 僕を追い越して 死にたかったわけじゃない ただ消えたかっただけ 生きたかったわけじゃない ただ終われないだけ ただ、下を向いて 時間を過ごして また一日が終わっていくなら 僕は何を待っているの? 街のざわめきは途切れないのに 僕がいなくても変わらない 名前も記憶も 残らないまま 薄れていく今日を抱きしめる 死にたかったわけじゃない ただ消えたかっただけ 生きたかったわけじゃない ただ終われないだけ 息を潜めて 夜を待って 明日なんて来なければいい どんなに願っても変わらないなら 僕はなぜ まだここにいるの? 答えなんてどこにもなくて ここにいる意味はあるの?