君が好きだと言ってたから 苦手な本を読んだ 君が聴いてたあのバンド アルバム全部そろえた 褒められた一言だけで 初めて髪を伸ばした 鏡にいるのは僕じゃない 君のための僕だった 少しでも ほんの少しでも 君の世界に 近づきたくて 僕は僕を 捨ててでも なんで? どうして? 振り向いてくれない こんなに こんなに 君だけなのに 僕の何が 足りないんだろう 君がいないなら 朝が来ないだけ 君が笑うなら ピエロにだってなった 君が泣く夜は 誰より早く駆けつけた 「ありがとう」の一言だけで 胸が軽くなった ただの「ともだち」そのよんもじで 足が重くなった これ以上 何をすればよかった 全部かけても 届かないまま なんで? どうして? 振り向いてくれない こんなに こんなに 君だけなのに 僕の何が 足りないんだろう 君がいないなら 朝が来ないだけ 「友達だよ」って、 君は残酷に笑うんだ その一言で、僕の世界は全部壊れた 君のために生きてきた これまでの時間は 一体、何だったんだろうな なんで? どうして? 答えは来ない こんなに こんなに 君だけだった 僕の何を差し出しても 届かない 鏡の前に 戻れない僕がいる 君がいないなら 朝が来ないだけ それでも 名前を まだ呼んでいる