まどろみに乗せ漂うあなたは 色は無い 街は色づいてくのに 思い出の欠片を 拾い集めては溢れ堕ちてゆく いつまでもあなたを求めてしまう 『どこにいるの?』 夢のように 連れ出してよ 胸の鍵そっと開けて 夢のように もう一度踊らせて 夢のように 消えないでよ 色褪せてゆくあなたの影 あの頃にもう一度帰れたなら 囚われたあなたからの言葉に 季節はもう幾つも巡ったのに どこかの誰かに あなたの影重ねては切なくて 断ち切れない思い 抱き彷徨い 夜に堕ちる 忘れられる事が出来るのなら どれだけ私は楽になれる? あなたと過ごしたこの街から 彼女は戻らない 最後の鍵を掛けた 夢のように 連れ出してよ 胸の鍵そっと開けて 夢のように もう一度踊らせて 夢のように 消えないでよ 色褪せてゆくあなたの影 あの頃にもう一度だけ 夢のように 連れ出してよ 胸の鍵そっと開けて 夢のように もう一度踊らせて 夢のように 消えないでよ 色褪せてゆくあなたとの影 涙に濡れた眼差しで 遠くなる街見下ろし『さよなら。』