灯りを探している だれも息をしない場所で 灯りを探している いつもひとりで あどけない星の灯り 届きそうな夢の続き 冷めた手を伸ばしても 触れずに遠ざかる 「星をめぐるままにたどりついた。 きみからはあまりに離れすぎた。 ここからはかつての街が 見えるけど、もう遠すぎて、 うまく笑えない。」 かたちのない星たちがやりきれずに 流れてく 「遠く見える街の光。 やがて消える街の光。 全ては繋がっているのに、 追いかけるほど、ただ、 離れていく。 月の裏側で、時だけが満ちて、 何を探していたのかももう 思い出せずに。 ひとつの光が消えていくのを 見つめながら、ただそっと、 最後の息をした。」 星の雨 夜を染めて 祈るように 送るように 光る 最期に ああ あの夜のように 消えていく 命を燃やした熱さえも