三日も経つと忘れてしまうような 些細な言葉に惑う。 優等を気取った鏡の中で、 身振り手振りで繕う。 <♪> 年月が過ぎるのを感じるのは、 きっとこの花が咲くからだ。 水が満ち引きするから 健康なように、 揺れ動く心の持ち主であれ。 道なき道でも道と呼べば、 踏み出せるだろう。 世界が探しているのは、 夢を見る眼差しだ。 望んでいるのは、愛のある風景だ。 その一部として。 <♪> 散った破片は繋ぎ合わせても、 理想には遠いけれど、 継ぎ目の分が少しずつ歪んだ この姿こそが僕だ。 憂いや焦燥を覚えるのは、 きっとこの花が咲くからだ。 不揃いだからこそ組み合わされば、 離れない未来の宝にもなる。 空を舞う想像で羽を描く。 一つにしたくて声を奏でる。 可能か不可能かの線を消して、 積み上げていこう。 世界に見せ付けるのさ。 夢を見る眼差しを。 写し出すのさ。愛のある風景を。 その一部として。 不都合な現在と惜別の歌、 未登録な将来の創作の歌、 等しく並んで旗は振られて僕らは それぞれに歩み、 高揚と絶望は寄せ引いて、 迷い落ちる日もあるでしょう。 その度自身の弱さを知って、 またこの季節に出会った。 左の肩に降りた それを手のひらに預け、 無慈悲に澄んだ風に乗せ、 一度きりの旅は続く。 そう、世界が探しているのは、 夢を見る眼差しだ。 望んでいるのは、愛のある風景だ。 その一部として。 共に行く、未来の話。