擦りむいた傷がいつか癒えるまで したり顔で煌めく 私を許していてね 壊さないように今は抱き抱えて 言葉も知らず言って 責めないでそばにいて 肌も音も離れていくその感覚を 思い出さないように 心が躍らないように 夢も声も忘れていくような感覚に 波打つ思いも隠して 張り詰めた空気の芯に触れた頃 楽しかった事だけ 思い出してまた暮らせそうね 分からないでいたまま 全部嘘になる そんなこと言わないで 気づかないままでいて 肌も音も離れていくその感覚を 思い出さなくていいように 心が躍らないように 夢も声も忘れていくような感覚に 波打つ思いも隠して