僕は 迷い込んだ 声も出せないで ただ 透き通る 繋げない手と手 簡単な話 もう僕はいない どこまでも澄み切った様だ きっと 風になる 夕立を借りて ずっと 伝えられず 解けそうだ言葉が 拝啓、君を待つよ 変わらない僕だから 待って、急がなくていい 色んな事を聞きたい 次は海へ行こう 蝉声がないように 夏がまた邪魔をする 僕にはない声で 僕は 這い上がった 声しか出せずに ただ 叫び出す 寂しくないように 負け犬のように 遠吠えをあげる 僕の 声が 煩いか 分かってくれよ 僕を 君を待つ暇もない だって、急かすんだ 7回目の月が 次は君の元 最初からそばにいたい 夏がまた邪魔をする 僕を産んだくせに 書き留めた手紙が重なる ここからは届かない けれど もし僕が また声を出すなら その時まで 泣かないでいるよ 拝啓、君を待つよ 変わりたいと思うから どうかまたいつか どこかで出逢えたら