跳ねる春の風が 僕の頬に優しく 触れるけど遠い 夏を想っていた 君と歩いたこの緑道の 取り外されたベンチの跡 白いスニーカーで 無意識に消そうとしたけど 違うな・・・君に会いたいんだ 君が教えてくれたいくつかの 喜びも悲しみも胸に抱いて 僕はこの先を歩いていく トゥルル ひとり もどれない この道の先へ 迷い雲 ひとつ 僕を見ているようだ 頼りない決意は 空を見上げてる 風に揺れる桜色の恋 取り残された 僕を見て 柔らかく 一枚 肩をたたいた ありがとう・・・君と見たかった 君が残してくれた想い出 季節はいくつ流れようとも 人はある途上で 立ち止まる トゥルル ひとり ひとりぼっち もどれない 君と語り合ったあの未来は 違った破片(カタチ)で 今ここに 君は僕に愛を教えてくれた トゥルル ふたつの もどれない この道の先へ