青い地図を広げ ペダルを漕いでいく カゴの中で跳ねる 空のペットボトル 時折吹く夏風 濃紺のスカート揺らした ブレーキかけず転がっていく バラバラに砕け散るまで 夕立みたいに 過ぎていく 短すぎた恋だと 誰かが囁いても この胸には輝きが 消えてくれないから さよならも言えずに 割り切れない心も抱えて 青い果実のまま 摘み取った夜には テレビの音だけが 部屋に響いていた 指切りした頃には 涙に色があるなんて 思いもせず 加速してた 微笑う顔を鵜呑みにして 夕立みたいに 過ぎていく 短すぎた恋だと 誰かが囁いても この胸には 輝きが 消えてくれないから さよならも言えずに 変わり果てしまったこの街