ガラスをくぐり 色の付いた光が散らばっていた 触れようとするほどすり抜けていく 温もりだけ手に残った 普通と名付けられた魔法が この世には溢れてる 神様なんていないって 知っているのに 信じてしまうくらいに 真夜中落っこちた意識の中で 天体観測 幾つもの見逃してきた 流星のような涙揺れていた 笑わなくていいよ 今日はさ笑えなくていいよ すこしだけそう思えるような ちいさな魔法でいい いつか零した涙 掬える日が来るよきっと 理由も意味も透明な 僕を色付ける魔法探して 路地裏歩く猫の 行く先に幸せを願ったり パン屋から漂う優しい匂いに すこし胸を躍らせたり 触ったら折れそうな 三日月のような心ぶらさげて 幾つもの夜を 消えそうな灯り頼りに ここまで歩いてきた 笑わなくていいよ 自分を笑わなくていいよ すこしだけそう思えるような 魔法に出会いたい いつか付いたこの傷も 跡が残るのだとしても 痛みは消えていくのでしょう そういう魔法の中にいるんだ どんなに明けないでと願った夜にも いつも通りの朝日が差す 痛いほどに優しい魔法の中にいる 笑わなくていいよ 今日はさ笑えなくていいよ すこしだけそう思えた時は ちいさな魔法つかい いつか零した涙 掬える日が来るよきっと 理由も意味も透明な 僕は何色に見えるだろうか 魔法のような世界 誰もが普通と呼んだ世界で