あの日ここで話したことはずっと 時が 経っても忘れはしないと 交わした約束も 冗談交じりな嘘も 去る君を信じて 手を離した ずっと遠くの滲む姿に シオンの花咲く 君を迎えに 過ごした場所は空だったんだ こぼれた涙 こぼした笑み 拭き取られてた 本当ならまた笑えたはずなのに さよならここで 君との僕に ふざけあって書いた壁の落書き 隅の方に気持ちを描いた けれど見て見ぬふりした君は 何もなかったかのように 消そうとした 細い鉛筆 かき消された 浮かれた絵描き ずっとこれまで笑いあったこと それだけは本物だと思うんだ きっと 残した君の嘘はなんだかよく 分からなかったんだ 壁に書いた僕の気持ちの対角線 さよならまたね 君から僕に 過ごした場所は空だったんだ こぼれた涙 こぼした笑み 拭き取られてた 本当ならまた笑えたはずなのに さよならさえ言わせずに 君は