草木をはねる 雨がしとしと 雫が垂れる 波紋ゆらゆら 見つめる顔は歪んでいる 鳥のさえずりが響き渡る 草木にこだまし響き渡る 何かをごまかすかのように とぼとぼ歩く 傘もささずに この身を濡らす雨が 僕の憂鬱も 洗い流したなら 今だけ僕は何もかも背負わないで 無垢なままでいられたなら 孤独なんて忘れられるのだろう 雨と草木と小鳥 奏でるメロディー 僕は1人で舞う ダンサー 雫跳ねる ステップは響く 雨は止むことはない 止まないでくれ 僕が僕を忘れるための 心の拠り所だから 透明人間のように 雨に紛れ 景色に浸透していくばかり 深く 深く 深く 浸透していく 何も持たずに 何も持てずに 過ごしてきた日々 それも厭わないできた だから怖いんだ いつしか僕は雨とともに 流されてしまったとしても 誰の目にも止まることは ないのだろうか 今更だよな 雨と草木と小鳥 奏でるメロディー 僕は1人 踊るダンサー 時が止まっているみたいだった 音は止まることない 続いておくれ 僕が僕でいられるための 唯一確かな希望だから 僕はRainy dancer