音色 feat. 可不

歌詞

海の底で聞こえる　遠い波の調べ そっと耳を澄ませば 揺らぐ夢の残響 目覚めることのない 淡い影の交差は 光と影の隙間に　儚く漂っている 振り返ることもなく 遠ざかるあの気配 輪郭を失くしても 胸に残るひとしずく 重ねたいけど重ならない 二つの波が巡る 触れたいけれど触れられない 遠くで溶ける音色 淡い夢の中でだけ 夜空に浮かぶ光となり 交わることのない軌跡が 星屑のように瞬く 君の足跡が消えて 風が冷たく揺れる 浮かび上がるその影 淡い光の向こう 掴むほどに薄れてく 柔らかな幻想は 終わりを知らぬ旋律 遥かな闇に溶けていく 消えかけた色彩が 揺れて戻るこの夜 眠らぬ夢の端っこで 君の影が微かに香る 二度と触れられぬまま ささやく風の記憶 すれ違う響きだけが 胸の奥に残ってる 重ねたいけど重ならない 二つの波が巡る 触れたいけれど触れられない 遠くで溶ける音色 心の中に漂う君は 消えない残響の影 夜明けに消えるその瞬間(とき)まで ただ揺れる波のように 触れ合わぬままでいいから 夢の中で響いていて 君を想いながらそっと 遠くで消えてく音色 夢の中で響いていて 遠くで消えてく音色