夜の闇に溶けてく あなたの姿 少しずつ遠くなる 心に穴が空いたような 向い風が吹く 最後の笑顔を 思い出し 恋しくて 手を伸ばす あなたがいた日々の記憶 あなたの温もり 壊れていく 過ぎ去った日々を探して 声が聞こえる 答えのない問い 胸を締め付ける 止まったまま動かない 時計の針 悲しみの雨が降る 終わらぬ夢 孤独な夜に響く音 あなたの囁き 風のように 胸の奥深くに刻まれた あの日のあなたの言葉が 鋭い刃物のよう 傷になって永遠(とわ)に残る 冷たい夜に 雨が降り注ぐ あなたの温もりが消えてく こぼれ落ちた涙の後 過去の日々が飄々歩いて 一人静かに泣き疲れて眠り 記憶の中で彷徨っているんだ 戻れない過去の足跡を 探し進む 夜の街に溶けてく あなたの姿 少しずつ離れてく 両手に感じる冷たい雨が 降りやまず 最後の涙を 思い出し 愛しくて 手を伸ばす あなたがいた日々の記憶 あなたの笑顔 永遠(とわ)に消える 雨の中 素足で駆け出した 声が聞こえた 答えはまだ見つからない 苦しい 動くことを忘れた 時計の針 悲しみの雨が降る 覚めない夢 「早く覚めますように」 願い続ける 雪のように 冷たく足跡が残された あなたが目の前から消えた瞬間が 忘れられない 傷になって永遠(とわ)に残る 冷たい夜に 雨が心に響く あなたの笑顔が遠ざかる 流れ出した涙の川 戻れない日々が色褪せる 切ない思い出が胸刺し抉り あなたの笑顔が幻に変わる 涙の雨が降り続けて記憶消し去る