茶色いコートに身を包み 寂れた街を歩いてる ときどき通る列車に 自分を重ねている 「あの言葉はどんな意味?」 口にすることもなくなった 世界を知れば知るほど 汚れていく気がした 水槽の中で君は 海を知ってる君は あの街のような虚ろな顔で 僕に教えた いつまでも離さないで 揺れる僕を抑えて 窓際のクローゼットを開けて 眠っている服を選んで まだ聞こえる 頭にとめどなく音楽が まだ見える 瞼の裏に焼き付いた ずっと全てを許して こんな僕を認めて いつまでも話さないで 初心なままでいさせて 窓際のクローゼットを開けて 眠っている服を選んで