魅了

歌詞

「自分語りが痛い」だとか 語れる自分も無い奴が笑ってら もうじきに一矢報いるから見てな 「しくじったらどうなるか」 じゃなく 「諦めるためにどうする」でもなく やり遂げるまでやり続けてんだ 「やめときな」の後の 「ほら言ったでしょ」が聞こえる せっかちなあんたに教えてやるさ 誰もここが終わりなんて一言も 言ってねえ 凡の言うことに耳なんて貸すな 「綺麗事は綺麗すぎるから 汚い俺らには手持ち無沙汰」 汚し甲斐があってこその 綺麗事だろう 「寝言は寝て言え」なんて言うが 眠れぬくらいに滾る 命の吃音の果てがこの歌なんだ 見返してやる、魅返してやる！ 誰よりも強くありたいと願う それが誰よりも強い証拠だ この導を携えて生きろ 俺たちが主役だ 不変を望むのはもう辞めだ これからも強くなり続けるんだから 目の前の幸福に怯え 喜べずに先の不幸に 怯えてしまうくらいなら また先の幸福を思い描けばいいんだ 耳を腐らせるならどうか 明るい言葉で 「あの人の言うことを聞きなさい」 それは俺の話聞いてからだ 進むべき道を遮らないでくれ 「現実を見なさい」なんて言うが 誰よりもこの眼で見てんだ だからこんなにも苦しいんだろうが 取り返してやる、盗り返してやる！ 君になったことも無いやつらに 「君」を奪われちゃ駄目だ 「でもそれってさ…」って 言葉はきっと裏切れる 反省はしても反芻はするな 一度きりで忘れ去ればいい 悪気はあっても悪びれるな 君は言うほど悪くはないだろ 「努力する奴は 楽しむやつに勝てない」って セリフに腹が立つのは 楽しさだけでは誇れぬ価値を 見出してしまったから 言い訳だって茶化されることでこそ 言い張ってやるべきだ それは君が君たり得る 証明なんだから 誰よりも強くありたいと願う それが誰よりも強い証拠だ この言葉が伝わるのなら 音なんていらない でもこの音があるおかげで 言の葉の葉脈は疼く 誰よりも強くありたいと願う それが誰よりも強い証拠だ 苦し紛れに吸った息を吐くことを 選んだ それこそが生きることの価値だ あんたを見返すためにはこの歌で 充分 君が君を生き抜くにはこの歌じゃ 不十分