宙に花が咲いている 僕らは冬に包まれて 悲しみが憂いている また一人虚ろになる 気づかずにまた失って 藍が黒に染まってく 悲しみが浮かんでても 目を背けて進んでゆく 暗がりで光っている 小さな花梢捕まえて 凍てつくような風の中 僕らは翻り続けて 風に揺られて明日が降る 愛しくも儚いもののために 僕らは今日を捨て去る 朝に命が芽吹いて 僕らは凛と佇んで 憎しみも憂いてる また一人虚ろになる 僕らはただ走らされて 箱の中を知る術はない ひれ伏すような怖さでも 僕らは雨を進んでいる 風は全てを包みこむ 醜くも美しいものも全て そんな過去が君を作る 花に触れて閑散と散った 夜に佇む梢の 落とす影が美しい 僕らは冬空に散る 凍てつくような風の中 僕らは翻り続けて 風に揺られて明日が降る 尊くも気高いもののために 刹那に今日を捉える 手をかざし浮かべてみる 星に僕を探りながら