生まれた瞬間に僕らは 悟ったよあの長い長い夏にさ あるために生まれて来たんだって 網で駆け出そう 日差しが差し込む縁側で 君とスイカを食べた日 風鈴の音が恋しい 夏の匂いが染み付いた夜 記憶に蝕まれて 微笑んで 向日葵が枯れた 黄昏 嘘でもいいからって 微笑んで 汗に打たれた空 夕暮れ悲しくなる季節 悟ったよあの長い長い夏にさ 囚われてるこの頃の僕らは 自由に飛び出そう 枯れ草が舞う虚ろな川辺 闇を照らした生の玉 君の想い焼きついた本と 潮騒が蘇る 夏が通り過ぎてく 木漏れ日 風に彩られる 初夏の木々 嘘でもいいからって はにかんで 明日には心叫ぶ 君が見送る空 さざめいて 油蝉が果てた 夏の影 嘘でもいいからって 微笑んで 明日には心晴れる