陽が落ちる散歩道 伸びる影法師が くっついては離れ またひとつになった 閉じた瞼の裏に黄昏時の景色は 焼かれたまま vista 君と見た夕空に 遠い日の願いを託した いつか いつか 二人の未来を重ねられますように 鉄塔の林 カラスたちの歌 テールランプの列 風が抜けた 手と手が触れた温もり 鮮やかな彩りも 胸をつくような痛みも すべては季節に紛れ 街並みに溶けてゆく ねぇ 一緒にいつまで 過ごせるのかな 永遠を願うほど潰れそうになる この苦しさに名前をつけるのならば 「愛」とかで表したくはないな vista 君と見た夕空に 最期の瞬間を祈った いつか いつか 笑いながら「さよなら」 を言えますように
