本当のことだけ話そうか 閉ざした空の向こう側 この道はそう長くは続いていない 狭くて暗い視野のなか 苦し紛れに唄うだけ その目にひかりなどは映っていない だらだらと流れる血だって 失くした声が欲しいだけ ほらね、ここにはずっと誰もいない ゆらゆらと風に乗っても 失くした空の向こうには行けない それだけ あの横顔悲しい影 どんなに唄っても僕ら どうにもなれない あの言葉も悲しい嘘 どんなに辿っても 指先は冷たいままで 回らない頭のなか 殺したぼくがおかしくて 夢はもうとっくに 錆びてしまった ゆるせない堕落のなか 勘違いって楽しいね 君は犯した罪を その痛みで 伏せるだけ 君が鍵をかけた この世界もこの支配も 残したまま 君が鍵を投げた この世界もこの支配も 指先は冷たいままで この世界もまだ この支配も