誰にも看取られず沈んでゆく 愚かしい私を赦してくれないか 誰に縋るでもなくただ紡ぐ 意味の無い文字の羅列をしたためた あなたへと遺した手紙を 海に沈めていく 嗚呼 私は祈った 救われたかった この身を捨て去れば 救われると思った 神はいない 神はいない 誰もいない 誰もいない 救われなかった 盲信者たちの妄想 ‘‘奇跡’’の軽視現象 「信じる者に救いを」嘲笑う教祖 無力 無欲 無関心 望みはないと知った なら意味も価値も無いと この水槽を抜け出して 沈んだ 私は願った 愛されたかったんだ この身を捨て去れば 変わるだろうと思った 愛はない 愛はない 救いもない 救いもない 哀れな私を どうか忘れないで