参...葛乃葉姫 (feat. DazzlingBAD)

歌詞

翳した、掌すり抜けるの、 薄紅と散った水面、波紋を広げて… 化かした貴方に注ぐ夜伽 瞳の合わせ鏡の中の " 嘘 " しじまに 袖を引く ふと目を側む ありあけのつれなく見えし別れより 暁ばかり "葛の葉" あはれなる人ぞ 貴方に染む 肢体 "落葉" 垂れ下がる秋に 命二ツ、生御霊 年月の いるがごとくも 思ほゆるかな 肩に頬寄せたゆさふる時のいずらし くも佗しく、 この通りを過ぎしまへばしばし散り 離る引き別れぞ "暁" 粉雪降り頻る折、 こそつかし和銅の山斗へと逃れし 白狐、 2度振り返りしままに、 立山の影奥へと消ゆ "葛の葉" あはれなる人ぞ 貴方に染む 肢体 "落葉"垂れ下がる秋に 命二ツ生御霊 "葛の葉" あはれなる人ぞ 齢七つの童子抱ふ 尋ね来し、 和泉なる信太森のうらみ葛の葉 きみが輔けし この命 木の芽時を共に七度迎へずに、 せめてこの地が豊かなり とこしえに 守りて…