季節に溶けて

歌詞

きっと 揺らいだ 画面越しに見ていたんだ 僕は少し 記憶を解体してしまって 消えた 鮮やかに溶けた 君を連れていってしまうから 冬になるにつれて 再生する映像は どこか曖昧に感じて 君とみたあの景色すら 波形が合わなくて でもあの時の匂いを思い出す おかしな感情 奪い合う 形あるもののバランスが悪い 思い出に残したいものが君には 違って見えるの?見えるよ 綺麗な色に変えていただけな 気がしていたの 僕はそれでいいよ 春になるにつれて 再生した映像は 色はまだないのに 君とみたあの景色は 波形が同じなのに 別の匂いと感覚な気がしていた 揺らぎ合う感情 崩れ合う 形あるものいつかは崩れるし 思い出に残したいものが君には 違って見えるの?見えるよ 綺麗な色に変えていただけな 気がしていたの 目には写っているのか すでに 歪んだ 割れたフィルム越しに見えた 僕はもう 記録の背景を手放してしまった 鮮やかな水平線へと君は消えてゆく 奪ってみたかった あの映画のワンシーンみたいに 君の手を引っ張ってみたくて 見たこともない世界に 行けたらいいのに 記憶に残った君が全て 正しい気がした