空は嗤う お前はちっぽけだと 海が睨む 今に飲み込んでやろうと 何に追われ 何に脅え 何も分からないまま 風は謳う ここから逃げてと 昨日に絆された 今日をほんの少し 齧って甘い味がしただけ 手にした片鱗など 明日に辿り着く前に 燃えて塵になった 何を作ろうか 何を残そうか 何を伝えようか 僕は分からない 僕には分からない その真実だけをずっと 分かり続けている 泡を喰らう 悲しみが漂う前に 月に願う 哀れなこの男を救ってくれよと 君を愛し 僕は怪我をした もう二度と拭えないほど 神が微笑う お前は憐れだ 昨日に絆された 今日をほんの少し 齧って甘い味がしただけ 手にした片鱗など 明日に辿り着く前に 燃えて塵になった 何を叫ぼうと 何を焚べようと 太陽になど成れやしない 僕は分からない 僕には分からない その真実だけが今も 僕を生かしている