逃げて失くして 繰り返す朝 痛みだけにずっと縛られている 教科書を飾った正しい嘘は 私を呪って答えを失くした 埃舞う燻んだ部屋で息をした 「また来たの?」 呆れ声は少し優しかった 窓の外は高く澄み渡った 殺されそうな青い色 降り積もる日々の後で 作り笑いさえも上手くできずに 弾けないピアノの音を鳴らす放課後 響き渡る静寂の中、 過大な夢願い続けた 噛み合うことのない想いをぐっと 飲み込んで無茶苦茶にした ねぇ、忙しない︎○️×ゲーム もうなんか嫌になって いつだったっけな、 いつから縋っていたっけな いつかもらった言葉が 本当に嬉しかったの きっと覚えていないよね、 深い意味なんてないよね だけどあの言葉に生かされて 生きてる 暮れなずむ終の青は 私を連れてってくれやしないから 髪を撫でてよ 笑ってよ 手を繋いでいて 私のこと、ひとりにしないで 季節外れの海辺で見ていた 遠くの星が風に揺れていた 日々をめくれば 明日に繋いだら 届くでしょうか そう願っていたんだ この夜を越えてもまた 繰り返す朝はいつもと同じさ 傷も痛みも寂しさも夜に浮かべて 響き渡る静寂の中、 ただ光を探し続けて 流れ星にそっと祈った 何もなくても朝まで喋ったり たまにはご飯一緒に食べに行こう 涙流す私を見つめて 「当たり前でしょ」 私を叱ってよ