咲羅サクヤ

歌詞

(忘れてる心を取り戻す 空と雲と桜のトリコロール 咲羅サクヤ) 焦るばかりの人々 歩み止め その樹の下に立ち止まる 世の中の変化は立ちどころ無く そこは無機物のよう 心なく 止めどなく流れる涙粒 拭う暇もなく明日が来る くすぶる感情は預けとく 儚に逃げるためにまず寝よう そして新たな朝夕 迎えよう 燦然と輝く桜並木 絢爛と花咲く桜並木 レペゼンNIPPON 四季を織り紡ぐ日本で 瀟洒に佇まう桜並木 粛々と聳える桜並木 いくつ並べても 形容しきれないほどに 君は美しい いつまでも煌めけ たおやかに閃け しとやかに雅にあでやかに 人知らず開き 君の思ふこころも ひらひらひらひら乱れ咲き まだ君が生まれる前の話 僕は目の当たりにした大災害 毎年会いにきたあの子はどこへ? 君がどこかもわからずにここで また会える日夢見 心焦がす 何度も桃色の涙流し今となるが 否応なく暇もなく その時が来れば両腕を開く 満開の桜にスマホ向ける現代人 それはまるで 永く生きる桜へのアンチテーゼ そんなこと何も感じねえで 情報の海に流すだけなのを 案じてんぜ 天命、天恵 それこそが顕現 語り継がれるべき背中に 届かない声と知りながら 感謝の言葉を伝えたくなる 僕ら桜という宗教の虜さ ああ 今年も綺麗に咲いたね 散ると知っててよくもまあ 君も抗えぬ運命なら 同情するさ 雄大な君のように 荘厳な君のように 波にも風にも負けずに立ち 人知らずあまねく 惹き付ける御花が ひらひらひらひら乱れ咲き