僕は何処へ行く 荷物も持たずに 目的地の決まらぬ旅路 赤信号を待っている カーテンが塞ぐ太陽の光 そんな夜明けばかりじゃないと 言い聞かせて 眠りの森へと誘(いざな)われてく 朝靄には何が見えるの ずっと答え探した 一番目に浮かんだ 君のほほえみ 僕は何処へ行く 足音が響く 繰り返しの毎日過ごし 夢の続きを待っている 僅かに残ったコーヒーの香り 掬うように思い出しては首を振って 記憶の隅へと誘(いざな)われてく 「仕方ないさ」口癖にして ずっと瞳逸らした 強がりをやめれば 時は流れる 朝靄を行く