目を覚ました 暁どき 寝床を 立ち去る 安らぎは今は 気だるさに形を変えてる 重い荷物 詰め込んでる カバンを背負えば 耳鳴りがして 責められている気持ち 同じ話 同じ笑顔 気づくその度 胸が痛む 閉じ込め合いの この繋がり 抜け出そうと 心に決めた 小さな机の上 色味のない言葉 書き置きにして 旅に出る ドアの外は朝焼け それと後ろめたさが あるだけ 知らないことばかり 知らない方がよかった 目を覚ませば 背中越しに あの日々の名残を感じる 見捨てられたような 別れの意味は 僕にはわからないのさ 同じ部屋で 生き続けてく この苦しみを 表す言葉も 知らないから 作り笑いに 涙の海が滲んでいく 二人出会った頃の ままでいたくて 何も交わさぬまま 離れていったんだ また願えば 薄明かりの夜明けに 夢で会えるよ 知らないことばかり 知らない方がよかった