人は何故 遠い昔に ふと想いを馳せる たとえそこに 身をつます冬の 嵐があったとしても こんな今でも 心のすみに 貴方は生きています 泣き濡れて 身を焦がした 愛の思い出が 窓の外は木枯らし 暖炉の火は燃え 貴方の声が 聞こえてきそう 壁に飾った 夏のヴェネツィア おどる光の中で 抱き合った 二つの影は 永遠の幻か 足早に 通り過ぎる 時をうらみながら 今は過去を 見つめるだけの 勇気もないけれど もう二度と逢えない 貴方だけれど 真実 私の青春でした 愛し続けることが 愛を遠ざけるなんて 口づけてみた レミーマタン ほろ苦い恋の味 もう二度と逢えない 貴方だけれど 真実 私の青春でした 窓の外は木枯らし 暖炉の火は燃え 貴方の声が 聞こえてきそう