誰しもが抱く 砂の城と酔う 優しい声は霧を深め 今を触るには目を閉じ グリーンとの共鳴を待つ 汗にはマーキュリーが流れる 柔らかな悲しみ 疑いを連れて 彼が指し示した ある世界の地図 たどりゆけば 過去に描きもしなかった ペールブルーの街に 言葉を捨てるときがくる いつか砂の城は壊れ 最初に出会った姿を見る 生まれる前の記憶をたどる 透明な日々 ここにあるものを まだ子供だったころ 愛おしさはどこからきた ひび割れにみんな書かれてる 悲しみの上に 城は築かれる 日曜は両足で階段を降りて 朝を並べ 火を点け スキレットに種を落とす 誰も想像できなかった 眠たそうな家族たちの声 いつか / その日 確かな / フライドエッグを 食べるだろう