春休みのロッカー室に 忘れたものをとりに行った ひっそりとした長い廊下を 歩いていたら泣きたくなった 目立たなかった私となんて 交わした言葉 数えるほど アルファベットの名前順さえ あなたはひどくはなれてた もしもできることなら この場所に 同じ時間に ずっと ずっと うずくまっていたい もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの たまに電車で目と目とがあっても もう制服じゃない <♪> 窓の近くのあなたの机 ひとりほおづえついてみる ふたをあけると紺のボタンが 隅のほこりにまぎれてた もしもできることなら この場所に 同じ時間に ずっと ずっと うずくまっていたい もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの そよ風運ぶ 過ぎたざわめき 今は春休み 今は春休み 最後の春休み