されるがまま、去られるがまま 最後までわがまま 聞いてあげるよ ラブ・ストーリーは突然に、 音もなく終わってしまうらしい 大東京の片隅で 喧騒より騒がしい無言 型にハメたい君に ぴたり合わせて 一つになれた気がして、それだけ 多分もうすぐ 雨が降って 二人はさよなら されるがまま、去られるがまま 最後までわがまま 聞いてあげる 叶うのなら、せめてこのまま 綺麗な受け身でいさせて欲しい 初めてのわがまま 聞いてもらうね 横顔より鮮明に 思い出せる君の襟足が 少しずつ伸びていく姿 ずっと眺めていたかった ぎこちない日々にきっと 歪なヒビが入ってしまったなら、 それまで 応えるだけが 答えじゃなかったんだね? 黙っていないでよ なんでも教えてくれていたつもりで なんにも教えてくれなかった君が 東京に似ていて、 東京に似合っていた あの日 あの時 あの場所なんて 過去には戻れない 見知らぬ二人に戻ろうか 一途なまま 変われない馬鹿 自由気まま、お気に召すまま ビル風にさらわれた体温 されるがまま、去られるがまま 最後までわがまま 聞いてあげる 捨て去るなら、今はただただ 綺麗な受け身を取らせて欲しい どこ吹く風で強がってあげる 初めてのわがまま 聞いてもらうね さよなら旅人 どうか元気で